メーカーページを見ると、直販だと6300円のようですが、Amazonパワーでこのくらいで買えちゃいます。さすがですAmazonさん。もはや半値に近い。
ちなみに、私がオーテクのイヤフォン(正確にはインナーイヤーヘッドフォン)を所有するのは今回が初めてです。というのも、今まで私はVictorのイヤホンを愛用していました。正確に言えば今から5年前、ショッパーズプラザ横須賀の中にあるベスト電器でHP-FX10を980円で購入し、そのコストパフォーマンスの良さに感動してから、ほぼ同一設計の後発品、HA-FX11までを使い続けてきたのです。
何がいいってバランスがいい。私はクラシックからアニソン、テクノポップまで
しかし、無常にもHA-FX11は生産完了、後継として登場したのがHA-FX12でした。
これがねえ……なんとも微妙な製品でねえ……。
さわって左右がわかりやすいボディデザインはいいんだけど、おかげで左ピースと右ピースの反響具合が微妙に違うので、結果的にアンバランスな音になっちゃってました。出力音圧レベルも、HA-FX11の106dB/1mWから4dB落ちて102dB/1mWになってるし……。
別にAmazonマーケットプレイスで第三者出品のHA-FX11を買ってもらっても良かったのですが、せっかくイヤフォンを「買ってもらえる」というので、この機会にVictor以外の製品を開拓しようと、今回あえてオーテク製品を選んだのです。
正直言うと、私はオーテクの音に関してはあまり良いイメージを持っていませんでした。
数年前、知人が使っていたのを借りて使ったことがあったのですが、「平らな音」とでも言うんでしょうか、なんだかつまらない音だな、という印象を持ち、それ以来、オーテク製品には手を出していませんでした。
ですが、先日ノジマのオーディオアクセサリ売り場でこのATH-CKM500を試聴したときに、あ、なんか変わったな、と思いました
そんなわけでこのATH-CKM500、私にとってはまさに「未知との遭遇」だったわけです。
さて、そんなATH-CKM500ですが、コード長は0.6mと短いのですが、同じく0.6mの延長ケーブルがついてきます。私の場合は基本つけっぱなしにしておけば大丈夫そうです。コネクタの数が増えるとノイズが乗りやすそうで怖いのですが。
あとこの製品、オーテクオリジナルのポーチがついてきます。これで、ポケットの中でコードがスパゲティ状態になるのを少しでも防止できます。ありがたいですね。毎回毎回ポーチにイヤフォンを入れることを厭わないだけの几帳面さの有無はまた別の問題です。
そういえば、スパゲティなんですか、スパゲッティなんですか、どっちなんですか。教えてえろい人。
ちなみイヤーピースは、いつものオーテク通りの、細い穴のシリコン製です。本体につけると、先のほうが細くなるような形になります。せっかく大口径12.5mmドライバー搭載なのに、イヤーピースの先っぽが細いのはもったいない。というわけで現在、私はイヤーピースをVictor製のものに付け替えて使っています。
音に関して言えば、しっかり出てくれている感じです。アタック音から弦楽器まで、幅広い音がバランスよく出ていると思います。
Kalafinaの"I have a dream"(アルバム「Red Moon」収録)の序盤、後ろから立ち上がってくる低音もしっかり優しく聞こえますし、capsuleの"Starry Sky"(アルバム「Sugarless GiRL」収録)のアタック音もばっちりです。オールラウンダーといって過言ではないでしょう。少なくとも私の耳にはそう聞こえます。 ただ、「これでメーカー直販6300円か……」という感じではあります。先述のHP-FX10およびHA-FX11は980円でしたが、ほぼ同等のパフォーマンスだったように思います。
まとめると、ATH-CKM500は、私の要求にぴったり応えてくれる、そんな製品でした。HA-FX11と較べて値は張りますが、それでも買う価値は十分にあるかと思います。
このように、全般的に満足できる製品であるATH-CKM500ですが、一点だけ注文をつけたいところがあります。
コードホルダーがない!!!
HP-FX10やHA-FX11、HA-FX12にさえついていたコードホルダーがない!!!!!
あれを顎の辺りまで上げておくと、身体が動いた時にケーブルと身体が接触しても、その音は耳に入って来ず、また耳からイヤフォンが外れそうになることもなかったのに!!!
ATH-CKM500で唯一、残念に思った点です。わりとコードホルダーの自作を考えるレベル。
追記(2014/12/04 20:50)
続編です。Creative Technology社製 EP-660を使ってみた
閑話休題。
ちょこちょことTwitterでつぶやいてはいましたが、なづき一派合同誌「VisioN」の原稿が上がりました。既に主催者であるなづきたん側に入稿してあります。なにぶん突貫工事で書いたので、なんだか何が言いたいのかよくわからない上に8000文字あまりと文量少なめです。どうかご容赦ください。5月5日(日曜日)に東京ビッグサイトで行われる、COMITIA104で頒布予定です。
あ、あと、近日中にpixivかどこかに一本うpします。去年の今頃、某県立高校の文芸部誌にゲストとして寄稿させていただいた時のものです。作品の季節的に春なので、それより後に寄稿させていただいた粟津の悲恋よりも後の公開となってしまいました。どちらも併せてよろしくお願い致します。
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