2011/04/21

母乳から放射性物質? へぇほぉふぅん。

茨城などの女性の母乳から微量の放射性物質


先月、茨城県と千葉県の女性の母乳から微量の放射性物質が検出されたと、市民団体が21日、記者会見で発表した。一方、厚労省は、母乳の安全性に問題はないとして、冷静な対応を呼びかけている。


と、学校から帰って一発目、気になるニュースを見つけて読み進めてみた。


これは、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」が、福島県や茨城県などの9人の母乳を独自に調査したもの。このうち、千葉・柏市の女性が先月29日と30日に採取した母乳からは、一キログラム当たり36.3ベクレルの放射性ヨウ素が検出され、その後、今月4日には14.8ベクレルに低下したという。

 茨城・守谷市の女性の母乳では、先月23日と24日の時点で、放射性ヨウ素が一キログラム当たり31.8ベクレル検出され、先月30日には8.5ベクレルに下がった。

 茨城・つくば市の女性2人の母乳では、先月、それぞれ一キログラム当たり8.7ベクレルと6.4ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたが、宮城県、福島県、茨城県の女性計4人では検出されていない。

 この市民団体は「政府は、水道水や野菜から規制値を超える放射性物質が検出された時点で、すぐに母乳の調査をすべきだった」と指摘した。


※以上の記事は日テレニュース24より引用

 …聞きなれない団体である。ちょっと調べてみたが、公式サイトらしきものはこれしか見当たらない。

母乳調査・母子支援ネットワーク

 記事が二つしかない。どうなってんのこれは。
 さらに調べてみると。

ぴかりこの日記/2011-04-21:母乳調査・母子ネットワークの呼びかけ


今日友人からメールが届いたので、ご紹介します。

ぴかりこの日記/2011-04-21:母乳調査・母子ネットワークの呼びかけより引用

 …これ、明らかにスパムメールでしょう。
 しかもメール本文上で高らかに「報道関係のみな様」と歌い上げてるあたり、どうにも無差別に送りつけた感が否めない。

 私が確認した限り、この「母乳調査・母子支援ネットワーク」なる団体は、前々から活動している団体ではなく、この原発の件を受けて設立された団体のようだ。
 そして、この団体の発表によれば、放射性ヨウ素が検出されたのは千葉県と茨城県に住む協力者から提供されたサンプルからであり、なぜか原発により近いはずの福島県や宮城県在住の協力者から提供を受けた母乳からは検出されていない。これは、おかしい。
 そしてデータが古い。この団体がサンプルの提供を受けたのは先月末、もう半月以上前の話である。ちょうど茨城県・千葉県・東京都の水道水から放射性物質が検出された頃だ。今はもう水道水から放射性物質は出ていないため、この検査結果は今現在においては有用ではないものと考える。まぁ参考程度にとどめるべき。

 いろいろ思うところはあるけれど、今のところはこのくらいにして、あとでもうちょっと書きますー。

0 件のコメント:

コメントを投稿